靴のニオイをかいだり、大股開きで眠ったり……猫は飼い主さんが思ってもいないような行動を起こすことがありますよね。そこで今回は、猫の不思議な行動のなから“少しクセの強い行動”を5つピックアップし、それが習性なのか個性なのか、獣医師の椎木亜都子先生に伺いました。

靴に顔を突っ込んでニオイをかぐ

この行動は、猫の習性だと考えられます。人は足の裏に汗をかくため、履物には飼い主さんのニオイがしっかりと染み込んでいます。好んで靴のニオイをかぐ猫は、大好きな飼い主さんのニオイに包まれて安心感を得ているのでしょう。

大股開きで寝る

猫がおなかを出すのは、一切の警戒心がなく安心しきっていることのあらわれです。本来は、大切なおなかを隠すのが猫の習性なので、このような寝方をするのは習性によるものではなく、その猫の個性といえるでしょう。

背中をカキカキすると舌をペロペロする

指使いが絶妙で気持ちがよすぎるあまり、反射的に舌が出てしまっているのでしょう。猫のお尻には生殖器につながる神経があり、特にしっぽに近い部分の背中を刺激されると気持ちがよいと感じるようです。そういった意味では、猫の習性といえますね。