家で隠れる、脱走する猫の対策に! 絶対に出てくる呼び寄せ方
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愛猫の姿が見あたらなくて、不安になった経験はありませんか? 万が一に備えてやっておきたいのが、愛猫を呼び寄せる合図の練習です。「家の中で姿が見えない」「脱走」を想定した愛猫の呼び寄せ方を、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に教わります。
コツを伝授! 愛猫の呼び寄せ方
――どうすれば上手に猫を呼び寄せることができるのでしょうか?
原先生:
「愛猫の名前を呼ぶときは、次のことに気をつけたいです。- 過度に大きな声を出さない
- 激しく急な動きをしない
- 目を真っすぐ見つめすぎない
このような観点でいうと、あえて横や後ろを向きながら名前を呼んでみるというのも、ひとつの手になるでしょう」いざというときのために、日頃から訓練できること
――いざというときにスムーズに愛猫を呼び寄せられるように、日頃から練習できることはありますか?
原先生:
「まずは食事や遊びなど、その猫が本能的に好きなことを理解しておくことが必要です。そのうえで、ふだんからその行動をするときに決まった呼びかけや音を出すようにすれば、いざというときでも猫が本能的に来たくなるような音やサインが出せるでしょう。
例えば、『ふだんから特徴的な音を出すおもちゃで遊ぶようにする』『決まった呼び名で呼びかけて、その音の響きに慣れてもらう』『少々香りの強いおやつを探しておき、たまに与える』などの、猫の聴覚や嗅覚に刺激を与えられる行動がいいと思います」万が一脱走したときは、こう呼び寄せよう
――「脱走した猫を呼び戻す」場合は、どんなサインが有効ですか?
原先生:
「脱走した猫は大抵の場合、家からそんなに離れていないところにいるといわれています。ただ、パニックになり、自分がどこにいるかがわからなくなっているケースが多いのも事実。ふだんから与えていた香りの強いおやつやおもちゃの音などで、家の方向が見つけられるように猫をフォローしてあげるといいでしょう」ふだんの生活のなかにも、猫に気づいてもらうためのサインを取り入れることはできます。特徴のある音やニオイをうまく使って、愛猫と飼い主さんの間でつうじる合図をつくっておきましょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/小崎華
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2024年8月時点の情報です。 - 記事一覧に戻る