ねこのきもち

職場で保護した子猫をお迎えしたきっかけとは? 「心のよりどころ」になった愛猫と歩んだ2年間の軌跡

2024年10月10日

  • ちょこんと座る姿がかわいすぎる……!


    保護猫の小さなラムちゃん

    紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@middles6114さんの愛猫「ラム」ちゃん。2才(取材時)になる女のコです。

    かわいいお名前は、アニメ『うる星やつら』のメインキャラクター「ラムちゃん」が由来。最初にラムちゃんを保護した人によって付けられました。SNS上では、口元の柄がBMW社のエンブレムに似ていることから「BMW」という愛称で呼ばれています。

    ラムちゃんが保護されたのは、2022年7月中旬頃、生後わずか数週間から1カ月ほどでした。ラムちゃんと飼い主さん、どのように出会い、ともに過ごしてきたのでしょうか? 詳しいお話を伺いました。


    職場の駐車場でラムちゃんを保護。お迎えするきっかけになったこととは


    保護当時、丸まって眠るラムちゃん

    ラムちゃんと飼い主さんは、勤め先の駐車場で出会いました。職場では保護猫の譲渡活動が行われており、すでに何匹かの猫を保護し、里親さんとの橋渡しをしていたそうです。

    ラムちゃんを保護したときも、事務所には先住の猫が1匹、暮らしていました。その猫は、今も事務所で元気に過ごしています。ただ、事務所で猫2匹を世話するのは難しい状況だったため、職員の中から里親になる人を探すことに。そこで、飼い主さんは名乗りをあげました。

    このとき、飼い主さんが手を挙げたのには理由があったそうです。

    飼い主さん:
    「保護してすぐ、私の膝の上で寝てくれたのです。そのとき『このコを守りたい』と思い、お迎えすることを決めました」

    その後、職場の人たちはラムちゃんと飼い主さんのサポートに努めました。まだ幼いラムちゃんのお世話は職員で分担され、“ひとり”で留守番できる月齢になるまでは事務所で過ごしたそうです。

    そうして、秋めいてきた9月初旬ごろ、ラムちゃんは飼い主さんのおうちへ。新しい生活が始まりました。

    飼い主さん:
    「ラムと家で暮らし始めた当初、大変だったのは生活のリズムが変わったこと。早朝、『おなか空いた!』と起こされるのに慣れるまで時間がかかりました。一方、うれしかったこともあります。手のひらを見せると、おでこをぶつけに来てくれること。私以外の人であっても手のひらを見せると、自分から『撫でて』と近寄ってくれます」

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