ねこのきもち

猫が警戒するのはホルモンの影響? “ストレスホルモン”について知ろう

2024年5月15日

  • “ストレスホルモン”と呼ばれるホルモンがあることをご存じでしょうか。実はこの“ストレスホルモン”、猫が生きていくうえで欠かせない役割をもっているのです。

    そこで今回は、一般的に“ストレスホルモン”と呼ばれている「ノルアドレナリン」と「コルチゾール」を取り上げ、その特徴や働きなどについて、愛玩動物看護師の小野寺温先生にお話を伺いました。


    「ノルアドレナリン」は防御・戦闘態勢をつくり出す“ストレスホルモン”


    怒っているような顔をする猫

    ノルアドレナリンは、ストレスを感じると副腎髄質から分泌されるホルモンです。交感神経を刺激して脈拍や血圧を上げ、目の前の恐怖や不安に対し神経を研ぎ澄ませ、臨戦態勢に切り替える働きをします。そのため、ストレスが強くなりすぎると追い詰められ、猫は攻撃行動を起こすことも。


    ノルアドレナリンの分泌量はセロトニンがコントロール


    ノルアドレナリンの分泌量は、やる気をもたらす神経伝達物質「ドーパミン」の分泌量とともに、心を安定させる働きをもつ神経伝達物質「セロトニン」がコントロールしています。セロトニンはノルアドレナリンとドーパミンの分泌を抑制することで、感情の起伏が激しくなりすぎないようにバランスをとっているのです。

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