ねこのきもち

飼い主さんはやりがちかも!? 猫が「トイレを失敗したとき」にしてはいけないNG行動|獣医師解説

  • 猫がオシッコやウンチをトイレ以外の場所でしてしまうなど、失敗してしまうこともあるかと思います。そのときに、飼い主さんはどのような対応をしているでしょうか?

    この記事では、「猫がトイレを失敗したときにしてはいけない飼い主さんのNG行動」や「猫がトイレを失敗してしまう原因」などについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。


    猫がトイレを失敗したときに、飼い主さんがしてはいけないNG行動とは?


    トイレに入る猫

    猫がオシッコやウンチをトイレでしないなど失敗してしまったときに、飼い主さんは下記のような行動をするのは適切ではありません。

    ・大きい声を出してリアクションをする
    ・叱ったりする

    飼い主さんが愛猫にこのような対応をしてしまうと、飼い主さんに隠れて排泄(粗相)をするようになったり、オシッコを我慢して膀胱炎になるなどのリスクがあります。


    猫がトイレを失敗してしまう原因とは?


    見つめる猫

    猫がトイレを失敗してしまう原因としては、さまざまなことが考えられます。たとえば、下記のようなことが原因の可能性があるでしょう。

    ・体がだるかったり、どこかが痛くてトイレが間に合わない
    ・膀胱炎や下痢でトイレを我慢できない
    ・トイレ環境に不満がある
    ・環境変化などによるストレス

    猫がトイレを失敗しないように、飼い主さんができる対策は?


    トイレに入ろうとする日本ネコ

    猫がトイレを失敗しないようにするために、飼い主さんができる対策もあります。下記のようなことを試してみてください。

    ・トイレは複数箇所に設置する(猫の数+1個以上)
    ・トイレは廊下などの静かな場所や、猫の動線になる場所に設置する
    ・トイレの大きさは猫の体長の1.5倍以上の製品を使用する
    ・愛猫の好みのトイレ砂を使用する


    こうした対策をしても改善されない場合には、動物病院で相談してみるとよいでしょう。膀胱炎などなんらかの病気の可能性もありますので、気になる症状があるようであれば早めの受診をおすすめします。


    (監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
    ※写真は「ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです
    ※記事と写真に関連性がない場合もあります。
    ※記事の内容は2025年4月時点の情報です。
    取材・文/柴田おまめ

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