ねこのきもち

猫が「鳴く」のは飼い主に気持ちを伝えるため!? 猫の行動には納得できる理由があった!

  • 猫のしぐさには謎が多いものです。いったい愛猫がどんなことを考えているのか、疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。

    今回は、哺乳動物学者の今泉忠明先生に「N」から始まる猫の5つの行動「鳴く」「寝る」「乗る」「舐める」「臭う/匂う」について解説していただきました。


    「鳴く」「寝る」の謎


    セルカークレックスのこてつくん

    猫が「鳴く」ようになったのはなぜ?


    「鳴く」という行動には、飼い主さんに気持ちを伝えたいという思いが込められています。
    じつは、猫は舌が薄く、声を発すること自体が苦手な動物。しかも野生時代の猫は、単独行動をしていたため鳴く必要性があまりありませんでした。しかし飼い猫は、飼い主さんに気持ちを伝えるために声を出したほうが有利だと学習し、よく鳴くようになったのです。


    猫がたくさん「寝る」のは狩りのためだった!?


    猫がよく「寝る」のは、野生時代の習性の名残と考えられています。狩猟動物である猫は、いざ獲物を捕るときのために、長く寝ることでエネルギーを温存していました。
    狩りをしなくなった飼い猫にも、その習性が残っているのです。

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