ネヴァマスカレード・サルミアッキ...... いくつ知ってる? 猫の“珍しい毛柄”を専門家が紹介!

-
猫の毛柄はある程度ジャンル分けがされていますが、ひとつとして同じものがないくらいに多彩です。タビーやミケなどよく聞く毛柄の種類もありますが、あまり耳にしない毛柄も少なくありません。
そこで今回は、猫の“珍しい毛柄”について、猫写真家の石原さくらさんに伺いました。抜群に美しい毛並み「シェーデッド」
「シェーデッド」とは、1本の毛に根元から毛先側にかけてグラデーションが入っている毛柄の総称です。主にペルシャが、このシェーデッドを有しています。
なお、毛先から中間まで色が入るとシェーデッドですが、毛先にだけ色が入る場合は「ティップド(またはチンチラ)」、毛先から根元近くまで色が入ると「スモーク」に分類されます。細かいしま模様がお上品「アグーティ」
「アグーティ」とは、1本の毛の中に3~4色が入った細かいしま模様になっている毛柄のことで、ソマリやアビシニアンが代表的。全体で見ると光が複雑に反射して、不思議な光沢感が出るのが魅力的です。
また、アグーティの猫がもっているしま模様の遺伝子は、ほかのしま模様よりも強くあらわれる性質があります。例えば、アグーティとキジトラが交配した場合、子猫はアグーティになりやすいと考えられています。