体をなめる時間が増えたらストレスかも!? 猫のストレスサインを専門家が解説
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愛猫の心と体の健康のためには、できるだけ早くストレスサインに気付いてあげることが大切です。
そこで今回は、猫がストレスを感じているときに見られがちな3つのサインを取り上げ、猫の問題行動を研究している愛玩動物看護師の小野寺温先生に詳しく解説していただきました。体を執拗になめる・脱毛する
猫は緊張や不安を感じたときに、気持ちを落ち着かせようとする「転位行動」をとることがあります。その代表例が、体をなめること。
継続的にストレスを感じると、そのぶん体をなめる時間が増え、結果的に脱毛してしまうことも。とくにしっぽやおなかなどの部位を執拗になめる(=なめこわし)のが特徴です。もしもなめこわしが続く場合は、ストレスレベルが高いといえるので、すぐに動物病院を受診しましょう。アレルギーなどが要因の場合も
なめこわしの要因はさまざまで、細菌や真菌、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎などにより皮膚炎が起きているケースも考えられます。また、なめることでさらにかゆみを誘発し、炎症を悪化させてしまうことも。
そのほか、ノミやダニなどの寄生虫に寄生されることで、かゆみから体をなめ続けることが。